--------(--)
2010-02-25(Thu)
PERSON to UNDERMINE 1
今回初リクエスト作品です!
6000回のキリ番リクエスト
風樹様より頂きました。
リクエスト下さいましてありがとうございます!
『地方の特殊なお祭りに巻き込まれるガウリナ』でしたが、かなり間違った気が。
ネタ探しに検索をかけたんですが。―――使えない。
しかし、奇祭というのはどうしてああも微妙なものが多いんでしょうか。
それでは、この先へどうぞvv
WEB拍手新作お礼文UPしました。
『恋人同士のお題20』から2題使用しました。
次回(3/10予定)まで新作記事にはこのお礼が続きます。
お気が向きましたら、黒い拍手タグに拍手をお願いいたします。
6000回のキリ番リクエスト
風樹様より頂きました。
リクエスト下さいましてありがとうございます!
『地方の特殊なお祭りに巻き込まれるガウリナ』でしたが、かなり間違った気が。
ネタ探しに検索をかけたんですが。―――使えない。
しかし、奇祭というのはどうしてああも微妙なものが多いんでしょうか。
それでは、この先へどうぞvv
WEB拍手新作お礼文UPしました。
『恋人同士のお題20』から2題使用しました。
次回(3/10予定)まで新作記事にはこのお礼が続きます。
お気が向きましたら、黒い拍手タグに拍手をお願いいたします。
「どーか、どぉっか、お願いいたしますじゃあ〜〜〜〜っ!!」
「ち、ちょっとちょっと、お願いだからっ、こっちくんなぁぁぁぁぁぁっ!!」
腰に予想外の力で縋りつかれて、思わず村長を足蹴にしてしまったのはあたしのせいじゃないっ!
たとえ、それが明日には黄泉路を辿りそうなじいさんでも…っていうわけにもいかないか。
とりあえず、なんとかその老人を引き剥がし、落ち着かせるように頼んだのだが。
視界の端で、何か奇妙な液体を与えてるように見えるのだが。
そこから目を逸らして、相棒?と隣り合った席について、ことの事情を尋ねる。
「実は、近々この村に大昔に行なわれたという『祭り』を復活させ、行なうことになったのですが。
村のおばばのお告げによって、その巫女、と言うか祭祀をする女性が決められまして。
大変言い難いのですが、それが、貴女のことのようなんです」
元々そういう決まりで行なわれるしきたりのようで、当然のごとくそのお告げに沿ったあたしを見つけるなり頼み込みに来たのだそうで。
あたしとしては、胡散臭いおばばとやらのせいでこんな目に遭ったのだから面白いどころじゃない。
「そんないい加減で勝手なお告げで、あたしはこの村に入るなり変態じーちゃんにしがみ付かれたっていうんかい」
「まぁ、それはそうとして。それでですね、えーっと、リナさん?には、巫女舞を…」
「さらりと無視すんなぁぁぁぁぁぁっ!大体、あたし引き受けたとも何にも言ってないしっ!」
そもそもここを通りかかったのだって偶然だった。
近頃幅を利かせてる盗賊団退治の依頼を請けて、お宝と依頼料の一挙両得を狙ってアジトを探していただけだったのに。
「そんなワガママ言われてもっ」
「どこがワガママだっ!?」
ふう、っと溜息をついて、息子さんが言う。
「そんな事を言われましても、この祭祀は大変名誉で重要なんですよっ!?
そもそも『清らかな乙女』でしか務まらなかったそうですし」
「あ―――、そりゃ無理だ。特に『清らかな』『乙女』ってとこが」
「あんたはいらんことまでへらへら言うなぁぁぁぁぁっ!!」
その息子さんはあたし達を交互に眺め回して、分かったようにふむふむと頷く。
にーっこりと意味深な笑顔を向ける。
「ご心配なく。今ではそこまで厳密でもありませんから」
「んなこと言ってんじゃないってのっ!!
おお、それならいっそのことこのガウリイに女装させて、巫女役やらせるってのは!?」
「そんな!無茶苦茶でしょうが、さすがにっ!!」
「無茶苦茶はどっちも一緒よっ!?嫌なもんは嫌っ!!」
やりたくない一心でテキトーな代案を差し挟みつつ、かわしまくる。
「ちゃんとお礼もいたします。金貨で10枚!その他にも、この村特産の果物や乾しニギタケなんかも!」
「う、ううう〜〜〜〜?」
ちょっとよろめく。それって美味しいんだろうか。
「その他に、薬草として珍重されてるクラウレやブラウディアなども自生しておりますからそれを」
「―――請けましょう。ちゃんとした依頼としてっ!!」
高価な魔法薬の名前を出されて、うっかり了承の返事をしてしまって、頭を抱えてしまう。
しかし、そんだけ高価な植物やなんかが自生してるって言うのに。
この寂れっぷりはなんなんだろう?
「ちょっと辺鄙、といいますか、厄介な場所にありますので。村の者も滅多にそこまで行けないんですよ」
としか教えてくれなかったが。
あたしとしては貰えるのなら何も問題は無いのだし、あまり詮索するもんじゃないだろう。
それから2日。巫女舞とやらをみっちりやらされて、いい加減イヤになってきた。
しかし、とうとう当日になり、装束に着替えさせられた。
一番下には紅色の衣を身に着け、その上から何層も真っ白で簡素な薄絹を重ねて、腰のところでぎゅうと幅のある帯で結びつけ長く生地を引く。
薄絹から下地が透けてほんのりと桜色に染まって見える。
髪も高く結い上げて、金の細工の髪飾りの小さな飾り石がしゃらしゃらと鳴る。
白粉もはたかれ、唇にまで紅が塗られた。
「良いですかの?そなたは何も考えずお教えしたとおり、ゆっくりと舞を舞ってくれれば良い」
「そう何度も言われなくてもわかったっての!」
最後におばばから鐶を手首に付けられ、ちりちりと小さく鈴の音が鳴る。
「これでよい。それではここで時が来るまで待っておるが良い」
ぐいぐいとおばばに押されて、舞台袖に押し込まれてしまう。
ぽつんと、1人で待つしか今は出来ることもないのだけれど。
舞の総仕上げとばかりに早朝から叩き起こされて、練習させられて、禊までしたのでやたらと眠くなってきた。
もうちょっとで出番だし、と気合を入れ直そうとする。
しかし、ゆるゆると増す妙な感じに、嫌な予感とぴりぴりとした空気。
何かの気配が強くなる。
――なによ、これは?
一種異様な、強い気に当てられたように、くらりと目が回る。
気分が、悪い、―――立って、られない?
どうして、誰も気付かないの?
壁に寄りかかり、ずるずると腰が落ちて行く。
「―――ガ、ウリイ……たすけて」
声に、なったのか。
微かに呟いたところで、すうっと意識が沈み込んで、何もかもが分からなくなっていった。
くすくすくす
何者かの嗤う声だけがその場に響いていた。
*********************************************
まぁ、ある意味お約束ということで。
ガウリイがおかしくなるのは何回かやったので。
ここらで逆転させてガウリイに頑張ってもらおうかな、と思ったんですが。
果たして彼が事態の解決にまで持っていけるのか!?
―――心配です。どうかよろしくお付き合い下さい。
「ち、ちょっとちょっと、お願いだからっ、こっちくんなぁぁぁぁぁぁっ!!」
腰に予想外の力で縋りつかれて、思わず村長を足蹴にしてしまったのはあたしのせいじゃないっ!
たとえ、それが明日には黄泉路を辿りそうなじいさんでも…っていうわけにもいかないか。
とりあえず、なんとかその老人を引き剥がし、落ち着かせるように頼んだのだが。
視界の端で、何か奇妙な液体を与えてるように見えるのだが。
そこから目を逸らして、相棒?と隣り合った席について、ことの事情を尋ねる。
「実は、近々この村に大昔に行なわれたという『祭り』を復活させ、行なうことになったのですが。
村のおばばのお告げによって、その巫女、と言うか祭祀をする女性が決められまして。
大変言い難いのですが、それが、貴女のことのようなんです」
元々そういう決まりで行なわれるしきたりのようで、当然のごとくそのお告げに沿ったあたしを見つけるなり頼み込みに来たのだそうで。
あたしとしては、胡散臭いおばばとやらのせいでこんな目に遭ったのだから面白いどころじゃない。
「そんないい加減で勝手なお告げで、あたしはこの村に入るなり変態じーちゃんにしがみ付かれたっていうんかい」
「まぁ、それはそうとして。それでですね、えーっと、リナさん?には、巫女舞を…」
「さらりと無視すんなぁぁぁぁぁぁっ!大体、あたし引き受けたとも何にも言ってないしっ!」
そもそもここを通りかかったのだって偶然だった。
近頃幅を利かせてる盗賊団退治の依頼を請けて、お宝と依頼料の一挙両得を狙ってアジトを探していただけだったのに。
「そんなワガママ言われてもっ」
「どこがワガママだっ!?」
ふう、っと溜息をついて、息子さんが言う。
「そんな事を言われましても、この祭祀は大変名誉で重要なんですよっ!?
そもそも『清らかな乙女』でしか務まらなかったそうですし」
「あ―――、そりゃ無理だ。特に『清らかな』『乙女』ってとこが」
「あんたはいらんことまでへらへら言うなぁぁぁぁぁっ!!」
その息子さんはあたし達を交互に眺め回して、分かったようにふむふむと頷く。
にーっこりと意味深な笑顔を向ける。
「ご心配なく。今ではそこまで厳密でもありませんから」
「んなこと言ってんじゃないってのっ!!
おお、それならいっそのことこのガウリイに女装させて、巫女役やらせるってのは!?」
「そんな!無茶苦茶でしょうが、さすがにっ!!」
「無茶苦茶はどっちも一緒よっ!?嫌なもんは嫌っ!!」
やりたくない一心でテキトーな代案を差し挟みつつ、かわしまくる。
「ちゃんとお礼もいたします。金貨で10枚!その他にも、この村特産の果物や乾しニギタケなんかも!」
「う、ううう〜〜〜〜?」
ちょっとよろめく。それって美味しいんだろうか。
「その他に、薬草として珍重されてるクラウレやブラウディアなども自生しておりますからそれを」
「―――請けましょう。ちゃんとした依頼としてっ!!」
高価な魔法薬の名前を出されて、うっかり了承の返事をしてしまって、頭を抱えてしまう。
しかし、そんだけ高価な植物やなんかが自生してるって言うのに。
この寂れっぷりはなんなんだろう?
「ちょっと辺鄙、といいますか、厄介な場所にありますので。村の者も滅多にそこまで行けないんですよ」
としか教えてくれなかったが。
あたしとしては貰えるのなら何も問題は無いのだし、あまり詮索するもんじゃないだろう。
それから2日。巫女舞とやらをみっちりやらされて、いい加減イヤになってきた。
しかし、とうとう当日になり、装束に着替えさせられた。
一番下には紅色の衣を身に着け、その上から何層も真っ白で簡素な薄絹を重ねて、腰のところでぎゅうと幅のある帯で結びつけ長く生地を引く。
薄絹から下地が透けてほんのりと桜色に染まって見える。
髪も高く結い上げて、金の細工の髪飾りの小さな飾り石がしゃらしゃらと鳴る。
白粉もはたかれ、唇にまで紅が塗られた。
「良いですかの?そなたは何も考えずお教えしたとおり、ゆっくりと舞を舞ってくれれば良い」
「そう何度も言われなくてもわかったっての!」
最後におばばから鐶を手首に付けられ、ちりちりと小さく鈴の音が鳴る。
「これでよい。それではここで時が来るまで待っておるが良い」
ぐいぐいとおばばに押されて、舞台袖に押し込まれてしまう。
ぽつんと、1人で待つしか今は出来ることもないのだけれど。
舞の総仕上げとばかりに早朝から叩き起こされて、練習させられて、禊までしたのでやたらと眠くなってきた。
もうちょっとで出番だし、と気合を入れ直そうとする。
しかし、ゆるゆると増す妙な感じに、嫌な予感とぴりぴりとした空気。
何かの気配が強くなる。
――なによ、これは?
一種異様な、強い気に当てられたように、くらりと目が回る。
気分が、悪い、―――立って、られない?
どうして、誰も気付かないの?
壁に寄りかかり、ずるずると腰が落ちて行く。
「―――ガ、ウリイ……たすけて」
声に、なったのか。
微かに呟いたところで、すうっと意識が沈み込んで、何もかもが分からなくなっていった。
くすくすくす
何者かの嗤う声だけがその場に響いていた。
*********************************************
まぁ、ある意味お約束ということで。
ガウリイがおかしくなるのは何回かやったので。
ここらで逆転させてガウリイに頑張ってもらおうかな、と思ったんですが。
果たして彼が事態の解決にまで持っていけるのか!?
―――心配です。どうかよろしくお付き合い下さい。




